旧観慶丸商店

旧観慶丸商店特集展「河南町の先人たち 木村匡と斎藤荘次郎」開催します。

本特集展では、石巻市北村(旧河南町)に生まれ、郷里の発展に尽力した二人の先人を紹介します。

一人目は、安政7年(1860年)、仙台藩士木村景直の二男に生まれた木村匡です。木村は、文部省官僚など歴任した後、明治44年(1911年)台湾商工銀行の初代頭取に就任し、銀行経営に勤しむ傍ら台湾の社会事業に積極的に取り組みました。大正15年(1926年)、郷里北村に帰郷。そのまま北村の村長へ推薦され、今度は郷里の発展に尽力しました。
二人目は、木村村長を裏から支えた斎藤荘次郎です。明治26年(1893年)に生まれた斎藤は、北村小学校校長を25年間勤め上げ、『北村郷土読本』を執筆するなど、郷土教育に尽力した人物です。それだけでなく、『先代萩実話』といった郷土より輩出した偉人を顕彰する著作を執筆し、旭山の県立公園への指定を実現するなどの功績を残しています。

本特集展では、郷里の発展に尽力した木村匡と斎藤荘次郎の二人の河南町出身の先人の、現在にまで残る業績や足跡を多くの人に知っていただければ幸いです。

会場:旧観慶丸商店2階展示室 石巻市中央3丁目6-9
会期:2024年1月17日(水)から3月25日(月)まで
時間:午前9時から午後5時まで※火曜日休館
観覧料:無料
主催:石巻市博物館